【おとな和ゴコロ養成講座_Vol.3】年賀状。いつまでも大切にしたい気持ちの贈り物

 

“年賀状は、贈り物だと思う”

 

 

数々の名コピーを世に送り出したコピーライター 岩崎俊一さんは、新年の習慣についてこんな風に表現しました。

 

11月も終わり頃になると、年賀欠礼状(喪中はがき)がポストに届くように。知らせを受け取るたび、大切なひとを失い悲しみのなかにあるであろう友人・知人に心が痛みます。

 

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近しいひとであれば受け取ってすぐ、またそうでなくても、手紙やハガキで一筆、電話やメール、またはSNSのメッセージなどで、お悔やみの気持ちを伝えたいものです。

 

いっぽう自分の身内に不幸があった場合、どこまでお知らせしたらよいものか、年賀欠礼状を出すべきか(喪中とするのか)と迷う場合があります。配偶者、一親等(親、子ども)、同居している二親等(兄弟姉妹、祖父母、孫)までは一般的にお知らせをするようですが特別な決まりはありません。自分の気持ちが赴くままにでよいのです。

 

年賀欠礼状をいただいたかた以外の方へは、ともに新年を迎えられる喜びとご挨拶をお送りしたいものです。”最近は年賀状離れが進んでいる” などと毎年のように耳にしますが、年初に気持ちの贈り物を取り交わすのは、古くから日本人がおこなってきた心温まる特別な習慣です。出さないと決めていても、新年のご挨拶をいただいた場合は簡単にお礼をお伝えしたいですね。

 

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年賀状の歴史は古く平安時代にさかのぼります。当時の手紙の文例集に、年始の挨拶を含むものがあったことがわかっているのです。今のようなハガキのスタイルになったのは、郵便制度が整った明治以降。それまでお正月のしきたりだった、お年賀を配り歩く年始回りに代わるものとしてうってつけだったようです。

 

年賀状の準備には、もっぱらパソコン・プリンター・ネット印刷などが多用されるようになりました。そこに手書きのメッセージをひとこと添えるなら、その1枚がその方だけに宛てた特別な贈り物になります。

 

来年は申年(さるどし)。自分自身にとっても年賀状を取り交わす大切な人たちにとっても、ますます健康で快適な日常にあってさらに躍進する年になるようにと願うばかりです。

 

[参考] 『鳩居堂の日本のしきたり豆知識』

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