百年水とけ込む〜「日本酒チョコレート」はいかが?

福光屋 SAKEボンボンショコラ〜中には平安貴族が愛したという「貴醸酒」が。

SAKEボンボンショコラ〜中には平安貴族が愛したという「貴醸酒」が。

さてバレンタイン。ここ数年は、女子中高生の間で「友チョコ」が大流行なのだとか。試験勉強そっちのけで何十個もの手作りチョコに燃える娘たちに、ママたちのため息が聞こえてきそう。

大人女子はといいますと、海外の高級ブランドチョコはリッチな気分になるものの、ちょっぴりマンネリ感が否めない…ことしはどうしよう?とお悩みの方も多いはず。

そこで提案です。大和ナデシコたるもの「日本」に立ち返ってみるのはどうでしょう。たとえば、百年水がしみ込んだ「日本酒入りチョコレート」。

“百年水?日本酒?バレンタインとは結びつかないのですけど…”

はいはい、確かに。それでは、まず”日本酒”のおはなしからさせていただくといたしましょう。

SAKEソルトチョコ〜純米酒で炒った岩塩がちょこんと。

SAKEソルトチョコ〜純米酒で炒った岩塩をトッピング。

石川県は金沢に「福光屋」さんという酒蔵さんがございます。この酒蔵さん、どんなところがすごいのかといいますと、1世紀もの年月を経て地中深くしみ込み、お酒の要となる麹の良さを思いっきり引き出すミネラル、マグネシウムなどを豊富に含み酒蔵に届く「恵みの水」を酒造りに使っているのです。

加えて、2001年の「純米酒宣言」。大吟醸酒、吟醸酒、純米酒など、お米と水だけでお酒を作ることを誓いました。お米と水だけでお酒を作るのなんて当たり前じゃない? ところがそうではないのです。

戦後間もないころ、何もかもなかった時代、お米もしかりでした。当然お酒を作るお米だってありません。それでも国は「酒税」を集めたい。そこで米からのアルコール発酵のかわりにに使われたのがエタノールでした。

中には軍用機などに使っていたものもあったとか…。仕込んだ醪(もろみ)にエタノール(=醸造用アルコール)を加えるという、本来の「酒造り」とは異なる方法で「日本酒」が作られていたのです。

米不足の時代は過去のもの。それでも、低コストで製造できることを理由に、現在も多くの酒蔵でこの「アルコール添加製法」が行われているといいます。日本の酒造りの歴史は「純米造り」の歴史。米の国で、その米が持つ力を最大限引き出すことに心を砕き、蔵人(酒職人)たちは酒造りをしてきたのです。

百々登勢生チョコ〜長期熟成酒「百々登勢」がたっぷりと練り込まれて。

百々登勢生チョコ〜長期熟成酒「百々登勢」がたっぷりと練り込まれて。

米と水という豊かな自然の恵みに立ち返り、古来おこなわれてきた酒造りの歴史を取り戻そうとしているのが「福光屋」なのです。

チョコレートえらびは楽しいけれど、たくさんの中からひとつを選ぶのは至難の業…。だけど、日本の時の流れがぎゅっとつまった、そんなチョコレートがあるのだとしたら。大切にしている思いだからこそ、特別なチョコレートにのせて届けたい。いくつになってもやっぱりそれが女子の本音です。

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